真のホリスティックであってこそ・・・カタカムナ
- 大塚巧
- 2017年7月28日
- 読了時間: 3分

物理学者・電気技術者である楢崎皐月が、1949年に カタカムナ文字を入手して解読に成功した「カタカムナ文献は、高度な文明を築いた古代人の宇宙観を、詩歌という形で書いた科学書」であり、それに基づき、「相似象学」と呼ばれる独自の学問を展開しました。
友人のケーキ屋さん、けい工房の小林啓子さんに紹介されて始めて読んだのは4-5年も前でしょうか。とても読みづらい本でしたが、「相似象」というタイトルの分厚い本を読んだのが最初でした。「相似象」というタイトルが、私が漠然と思っている「宇宙と身体の、宇宙と物質のフラクタル構造」を連想させたことが読了したエネルギの根拠でした。しかし、此の直観・直感は正しかったようです!
今年初め、啓子さんの縁で、尾形妃樺怜先生に直接教えても頂きましたが、自分自身の「カタカムナ」と向き合いたく、今は、数冊のテキスト「相似象」を読み進め、且つ、カタカムナ文字を毎日毛筆で書写しつつ身体に叩き込むことに努めてます。所謂「カタカムナ」に拘るのではなく、自分のParmenides Holistik という「ホリスティック」で展開していきたいのです。
「古事記」「日本書紀」以前の古代人の「科学」は、現代科学を凌駕すると確信します。其処に拘ることにより、現代のカタストロフ/パラダイムシフトの本質を見極めたいのです。
「歴史」は、所詮、現代の支配層・支配勢力が捏ち上げた「物語」Geschichteに過ぎないと思います。真のヒストリHistorieは、宇宙創成否宇宙存在の根拠すらも射程に入れるものでなければならないと思います。つまり、ホリスティックであってこその「ヒストリ」Historieであり、「歴史」Geschichteなのだと思うのです。つまり、「宇宙論」すらも内包するのだと思います。
其の「ホリスティック」の視点から見ると「カタカムナ」「相似象」はとてもよい情報を提供してくれます。
「進歩史観」は間違いでしょう。現代人・現代科学より古代人・古代科学の方が劣っているというのは迷信に過ぎないのでしょう。真逆です!古代人の方がずっと知能も感覚も研ぎ澄まされてました。其れに依拠する古代科学は、現代科学の比ではなく、現代科学が目標としているであろう水準に達していたのだと思うのです。知能・感覚が鈍化した分、自然科学・テクノロジーの力に全面的に依拠しようとしているのが、現代のカタストロフ/パラダイムシフトの諸悪の根源なのだと思います。
現代人の知能・感覚の鈍化は自然の過程ではなく、人為的な過程なのだと思います。古代に「国家」の兆が芽生えた時既に、この「鈍化」は始まったのだと思います。「国家」が人間から古代人の「知能・感覚」を奪っていったのです。その成れの果てに現代人が居て、現代のカタストロフ/パラダイムシフトに晒されているのだと思います。
パラダイムシフトを、此の「国家」主導ではなく、少なくとも、其のカラクリに気付きたいと思います。此処で、表現が微妙なのですが、「国家」は、必要ないのでしょう。「国家」以前、人為的な「知能・感覚の鈍化」過程以前の水準を奪還することです。奪われたものは、奪還するしか仕様がありません。古代人の知能・感覚を奪還すること、それこそが私のホリスティック Parmenides Holistik の真の目的です。
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