

私が撮った写真 「母方祖父母」 一言で謂ふと「パラダイムシフト」
この写真を撮ったのは、確か、小学校4年の夏休み。小学校で写真クラブでした。熊本の母の実家に帰省した時にリコーの二眼でモノクロフィルムで撮ったものです。母が仏壇に飾っていてくれたお陰で、此の写真だけ残ってます。 今、此処で、私にとっての「写真」について問い返していく作業を進め...


好きな写真と写真家 MAN RAY 1890-1976 「Unconcerned But Not Indifferent」「関わりをもたず、だが無関心ではなく」・・オシャレでエレガント
2002年Bunkamura 「マン・レイ写真展」カタログ冒頭の木島俊介氏の「マン・レイ 自由と快楽」が面白いです。特に、木島氏の小見出しや文中の言葉遣いが私好みで好きです。但し、以下は、木島氏の論文の要約ではなく、其れに触発された私の意見とご理解ください。...


好きな写真と写真家 ブレッソン(Henri Cartier-Bresson 1908-2004) ライカM3 + ズマリット + TX400
2007年国立近代美術館「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌 De qui s'sagit-il? Retrospective de Henri Cartier-Bresson」のカタログが素敵です。現物を見ると分かるのですが、面白い装丁で、クリアケースに入って...


好きな写真と写真家 松本 徳彦 「舞台撮影の師・・?!」
一番沢山撮っているのが「舞台撮影」かもしれません。 そもそも一眼レフカメラを欲しいと思ったきっかけは、天才 故 ホンジュソンとの出会いです。酔った勢いで韓国の西海岸の松林で仮面劇の一節を演じてくれたのを見た時、この天才を撮ろうと思ったのでした。しかし、そのためにニコンF90...


好きな写真と写真家 汪蕪生(ワンウーシェン) Wang Wusheng 「天上の 山々」
2000年 東京都写真美術館写真展 Himmelsberge「天上の 山々」で先ず驚きました。理屈抜きに美しい! 凄い! そういう展示でした。写真家汪蕪生氏も在廊で、一言二言お話しました。世界的に評価されている、自他共に認める巨匠にしては、予想より若くて、とても気さくな方で...


好きな写真と写真家 ユージン スミス「ジャーナリズムのしきたりからまず取りのぞきたい言葉は『客観的』という言葉だ」
ユージン スミス(William Eugene Smith)の写真たちで一番好きなのは、この一枚『楽園へのあゆみ The Walk to Paradise Garden』(1946年)です。 この素敵な写真といつもセットにして想起するのは、この一枚『ミナマタ Tomoko...


好きな写真と写真家 福島菊次郎 1921-2015 『戦場からの報告―三里塚・終わりなきたたかい 1967-1977』 1980 社会評論社
1961年に運輸省が新空港を検討開始し、1966年の三里塚芝山連合空港反対同盟結成の翌年から、1978年の管制塔占拠の前年まで(1983年の反対同盟分裂前)の『戦場からの報告』写真集です。 その後、いろんなことが起こり、現在2017年の「成田空港」から振り返ると、いろんな思...


好きな写真と写真家 セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado)超越した美
2009年の東京都写真美術館でのサルガドの「アフリカ」の展示を見て、酷く感動しました。 フォトジャーナリズムでありながらアートであり、且つ、アートの領域すら超えて、神々しくもある、そんなモノクロの画像に惹かれて、静かに興奮しながらじっくり何回も見て廻リました。涙が出て来まし...


好きな写真と写真家 Brassai(ブラッサイ/ 1899-1984) Paris de nuit(夜のパリ) graffiti(壁の落書き)
中学生の頃、月刊誌「スクリーン」の愛読者で、毎週末映画館に入り浸ってました。「赤い風車」「第三の男」「鉄道員」「禁じられた遊び」といった、当時でも「古典」から、アランドロン主演もの、マカロニウェスタン等と夢中になって見まくっていました。...


好きな写真 ニエプス(Joseph Nicéphore Niépce) 「ル・グラの窓からの眺め」(1826年か1827年ごろ撮影)
ニエプス・・写真家ではなく、カメラの発明、写真技術に大きな役割を果たした人でしょうか。 以下、ウィキペディアからの情報・・ 「彼は腐食防止用に使うアスファルトの一種でパレスチナ原産の「ユダヤの土瀝青」(どれきせい、ビチューメン)が、光に当てると硬くなって油に溶けなくなる性質...